早漏は男性にとって非常に深刻な問題です。
ですが、たとえ早漏であっても、適切なトレーニングをすることで、射精までの時間が改善する可能性があります。
ここでは、PC筋の役割や鍛え方を見ていきましょう。
- PC筋の役割
- PC筋が衰えた時に生じる問題
- PC筋の鍛え方
早漏を改善するためのトレーニングには様々なものがありますが、PC筋を鍛えるトレーニングもその中のひとつです。早漏に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
PC筋は勃起や射精に必要な筋肉
PC筋とはどこに位置していて、何に使われているのでしょうか。
日本語では骨盤底筋と呼ばれており、普段は肛門と尿道を締めることで排泄をコントロールする重要な役割を担ってします。
また、PC筋は男性器が正常に勃起するのにも重要な役割を果たしているのです。
そもそも、勃起とは陰茎海綿体というスポンジ状の器官に大量の血液が流れ込むことで起こる現象です。

PC筋は陰茎海綿体に流れ込んだ血液が体内に戻るのを防ぎ、勃起状態を維持する働きもあります。
このように、PC筋は男性にとって非常に重要な役割を果たしている筋肉。

PC筋が衰えるとEDや早漏になる!PC筋と早漏の因果関係を徹底解説
PC筋は、陰茎海綿体に血液を送ったり出ていくのを防いだりする役割を担っている筋肉です。
この筋肉が衰えると勃起が起こりにくくなったり、維持することが難しくなったりすることで、中折れなどのEDの症状が引き起こされる恐れがあります。

そもそも、一口に早漏と言っても、大きく3つのタイプに分類されます。
- 過敏性
- 心因性
- 衰弱性
この中でPC筋と関係するのは衰弱性のタイプです。
衰弱性が過敏性や心因性と大きく異なるのは、射精に勢いがなく、ダラダラと垂れるように精子が出てくる点です。
PC筋には、排泄のコントロールや勃起を支える働きをするだけでなく、射精をコントロールするという役割もあります。

一般的に、筋肉は加齢とともに衰えていくため、若いころは正常に射精できていた方でも、年齢を重ねることで衰弱性の早漏を発症する可能性が高まります。
ただし、たとえ若い方であっても、デスクワークなどで長時間椅子に座っていると筋肉の衰えを招く恐れがあるため、普段から意識してトレーニングすることが重要です。
PC筋肉は筋トレで鍛えられる!正しいスクワットやスクイーズ法を解説
衰弱性早漏の原因となるpc筋は、意識的にトレーニングすることで鍛えられます。

スクワットは、太ももの内側に位置する内転筋を効率的に鍛えることができる筋トレ。内転筋はPC筋とつながっているため、内転筋を鍛えることでpc筋も鍛えられます。
ただし、スクワットは正しい方法で行わなければ効果が得られないため、注意が必要です。
内転筋を効率的に鍛えたい場合は、通常よりも足の幅を広くして、つま先をやや外側に向けて行うのがポイント。
背筋は伸ばした状態で、太ももが床と水平になるまで膝を曲げていき、元の状態へとゆっくりと戻していきましょう。
このような方法でトレーニングすることで、PC筋は鍛えられます。

また、PC筋は射精をコントロールする筋肉なので、射精の寸止めをするスクイーズ法でも鍛えられます。スクイーズ法は、射精をしそうになったら、亀頭の根本を圧迫することで寸止めするというトレーニング方法です。自慰の際に1人でもできます。
スクイーズ法は、PC筋を鍛えられるため、早漏改善に効果があるのはもちろん、勃起力の向上につなげることも可能です。