加齢によって勃起力が衰えるのは残念ながら事実です。これからもうセックスができなくなるのでは?と不安になりますよね。
でも、ここを読めば安心です。この記事でわかることは、以下の3つ。
- 加齢と勃起の仕組み
- 40代~50代の症状
- 勃起力を回復させる方法
いつまでも快適なセックスライフを送るために、ここで学びましょう!
勃起は加齢によって衰える!まずは勃起の仕組みを知ろう
精力の衰えを感じ始めたら、対策を可能な限り早く始める必要があります。

勃起は性的な刺激を受けると、脳から神経回路を伝わり陰茎の血流が増えて発生します。
骨盤神経の末端からは一酸化窒素が放出され、この働きによりcGMPと呼ばれる物質が放出されるのです。
cGMPは、陰茎海綿体の平滑筋を緩めて血流を促し、その結果勃起は起こっています。
EDを発症しやすくなる原因はこの勃起のメカニズムのどこかが働いていないからです。
女性の裸を見ても興奮しない、たとえ興奮しても脳から神経に伝わらない、脊髄が損傷し骨盤まで伝わらないなどさまざまな理由が考えられます。
そのほかにも動脈硬化や肥満などの生活習慣病、尿道が裂けていたり高度の包茎などもEDの原因です。
勃起のメカニズムは骨盤神経の末端で作られる物質が鍵となっていますが、これの働きを抑える物質もあります。
cGMPの働きを抑えるのはPDE5と呼ばれるものです。
PDE5が正常に働くことによって常に陰茎が経ちっぱなしになったり、少しの刺激で大きくなることを避けられます。
そのためEDの治療薬はPED5の働き阻害する作用があり、さまざまなタイプの原因に対処可能です。
精巣機能や甲状腺機能の低下によりEDが引き起こされている場合は効果がありません。
40代~50代で勃起力激減!具体的な症状とその原因について解説
40代から50代、いわゆる中高年と呼ばれる年代にさしかかると、男性は勃起力の低下を実感。
国内で行われた調査によれば、40歳以上の約7割が勃起時の硬さに自信がなくなったと答えています。

しかし、健康体であればさらに上の60代でも正常に勃起します。
40代から50代でEDを感じ始めるのはストレスの影響が大きいとされています。
体調不良などでたまに中折れがある場合などはEDではありませんが、たまたま緊張して失敗したりそれが続いたりすることによって不安が大きくなり、自信喪失からEDになるケースも多くあります。

陰茎の血管は人間の体の中で最も細く、真っ先に動脈硬化が起こる場所です。
脂っこい食べ物ばかり食べて動脈硬化が起き始めると影響が現れ始める場所なので、性行中だけでなく起床時に立たない場合は不調が起き始めている証拠です。
男性ホルモンであるテストステロンの減少も理由の一つで、40代や50代は他の年代に比べて減少しやすいとされています。
ストレスや運動不足からテストステロンの分泌量は減ってしまうのです。
女性の更年期障害と似た症状を訴えた男性の多くは、EDも発症しているとされます。
40代でも勃起力を回復!勃起力トレーニングや食事を紹介
年齢を感じ始める40代の男性でも、トレーニングや食事によって勃起力の回復は可能です。

勃起力を鍛えるトレーニングでは、PC筋とBC筋がポイントです。
骨盤低筋のPC筋は肛門の前後にあり、スクワットで効果的に鍛えられます。
球海綿体筋のBC筋は、陰茎の根元にある筋肉で陰茎に血液を送る働きがあります。トレーニングで鍛えることにより勃起時の硬さをアップが可能です。
射精時の快感を高めてコントロールしやすくなったり、早漏の防止にもつなげられます。
肛門を開け閉めするPC筋トレーニングは、BC筋にも効果があるので、同時に鍛えられて効果的です。

例えば、アミノ酸の一種であるアルギニンには血管拡張作用があり、陰茎の血流改善を期待できます。
亜鉛には生殖機能を維持する効果があり、積極的に摂取していると精液や男性ホルモンを生成してくれるのです。
アルギニンは大豆製品や玄米、肉類や魚類などから摂取できて、亜鉛はウナギ・貝類・レバーなどから摂取可能です。
勃起力の衰えを感じ始めたらスクワットなどのトレーニングをして必要な筋肉を鍛えつつ、アルギニンと亜鉛を摂取できる食事を中心に食べましょう。